《身体が大きい動物ほど長く生きる》
動物の世界では、体の大きいものほど長生きする傾向がみられています。たとえば、長生きする動物として有名なグリーンランド・シャーク(サメ)はとても体の大きい動物ですが、200年以上は余裕で生きていると言われています。同様にクジラやゾウ、大型のカメなど、体の大きい動物の寿命は長く、それと比べると、犬や猫などは10年そこそこの寿命しかありませんし、さらに小さなネズミなどの動物は、2年程度の寿命しかないとされています。
体が大きいほど寿命が長くなるのには、外敵が少ないことや、代謝が遅いことなどが理由として考えられています。外敵が少なければ、捕食されたりするリスクが少ないので、長生きしやすくなるし、体の大きい動物の多くが、動きが遅く代謝もゆっくりなため、がんなどの細胞の病気にかかりにくくなっていると言われています。